犬の社会化としつけ


Maururuが なぜ子犬を ブリーダーさんからお客様へ
直接お届けすることにこだわるのか <その2>

犬が人間社会で生きていくためには、ルールやマナーが必要です。それを教えていくのは飼い主である人間ですが、その前に親犬や兄弟犬、また同種の他個体との関わりあいや遊びのなかで、まずは犬社会のルールやマナーを学んでいきます。
それが、将来の人間社会のルールやマナーを学んでいく大事な基礎となるといわれています。

一般的に犬の発育段階は、生後2週齢(14日)までを新生子期、2~3週齢(21日)までを移行期、3~12週齢(84日)までを社会化期、社会期から性成熟までを若年期、性成熟以降を成熟期とよばれ、子犬はそれぞれの段階で母犬や兄弟犬、その他の犬、動物、人間などとさまざまな経験や学習を積みかさね、社会関係のマナーやルールを学び社会行動パターンを身につけます。これを社会化といいます。
この「犬の社会化」は、人と犬にとって、とても大事なものです。


それぞれの発育段階と社会化

<新生子期> 出生から生後2週齢(14日)前後まで
この時期の子犬の生活は、すべて母犬に依存しています。母犬がよく行う毛づくろいや排せつの促しに代表されるコミュニケーションは成長後の行動に大きく影響し、この時期に母犬と接触が少なかった子犬は不安行動が多くなり将来の問題行動の重要な要因になるとも言われています。そのため母犬が子犬と触れ合う時間を十分にもつことが重要です。さらに、この時期に人間が子犬を優しく抱いたりなでたりすることも、子犬の行動の発達にとても重要だといわれています。

<移行期> 生後2週齢(14日)前後から3週齢(21日)前後まで
この頃子犬はまぶたがひらき、視覚や聴覚が急速に発達します。また、運動能力も飛躍的に発達し、立ち上がって歩くこともできるようになります。移行期の終わりには、それまで母犬に促されていた排せつも自発的行うことができるようになり、排せつのために寝床から離れるという行動をとるようになります。3週齢くらいから離乳がはじまり、7~9週齢で完了します。このころから母犬が少しづつ子犬たちから離れ、別々に行動する時間が少しづつ長くなっていきます。

<社会化期> 生後3週齢(21日)前後から12週齢(84日)前後まで
3週齢前後で周辺の環境や他の犬に対し成犬と同じように反応することができるようになり、社会化が急速に進行します。社会化期は、社会化に対する感受性が高い時期であり、重要な時期となります。犬は社会化期の前半で同種である犬と、後半で人間を含む他種の動物との社会化が促進しやすいといわれています。
3~4週齢になると、自分の寝床やその周辺の目新しい刺激(ものや音)などの匂いを嗅ぐなどして調べまわるようになり、母犬や兄弟犬と遊ぶようになります。しかし、5週齢(35日)を過ぎるころから、目新しい刺激を警戒する能力が身についてくるためそのような探索行動は減っています。
5週齢を過ぎる頃から、遊ぶ頻度が高くなります。ただじゃれあうだけでなく、プロレスごっごのようなケンカ遊びをしだすのはこの頃です。このとき、子犬はケンカ遊びをしながら、噛みつく力を抑制し甘噛みすることを学び、相手が苦痛の声を上げた時には噛む力を弱めるなどといったことを学びます。相手に乗っかったり、ひっくり帰ったりいう遊びの中で、威嚇行動、服従行動などのボディランゲージの使い方を学びます。
6~7週齢(49日)前後になると、母犬の役割も重要です。母犬は子犬の遊びが乱暴すぎたり、噛みつきの強さが強すぎた時には、唸り声や威嚇の姿勢、マズルの甘噛み、子犬をひっくり返すなどして教育します。また、遊びをしつこく迫る子犬にも、今は遊ぶときでないことや嫌がる相手に無理強いしてはいけないことを教えます。
社会期前半は母犬や兄弟犬との関わりのなかで多くのことを学びます。もちろん人との関わりあいも大切ですが、この時期に母犬や兄弟犬と完全に引き離すことは社会化に良い影響があるとはいえません。
離乳が終わる7~9週齢(63日)以降が子犬を飼い始める適切な時期といわれています。それ以前だと母犬や兄弟犬との関わりあいのなかで育つ社会化が不足し、
十分な社会化が身につかなかった場合はさまざまなものに不安や恐怖を感じるようになり将来的に問題行動の原因になるといわれています。この頃は5週齢あたりから芽生えた、目新しい刺激に対しての警戒心や恐怖が最大に達する頃です。この時期にうけた恐怖やストレスでうけたショックは生涯にわたり情緒不安定や恐怖反応、攻撃性などにつながることがあります。自然に周囲の刺激になれる経験を積める機会を与え、犬が怖がることはせず楽しい思いをさせながらさまざまなものに慣れさせましょう。

<若年期>
行動が成熟するのは、大型犬でおおむね生後2年、小型犬で生後1~1.5年です。この時期は、飛躍的に運動能力も向上し、興奮しやすく、集中力が持続しません。テリトリー意識や自立心の芽生え、吠えなどの行動がみられるようになります。飼い主が子犬のときにしつけたはずのことができなくなるように見えたり、犬の行動を問題視するのもこの時期です。
しかし、社会化が必要なのは社会化期だけではなく継続することが必要です。犬の気質や個性を見極めながらトレーニングを続けることが大切です。


社会化期を十分に過ごせなかった子犬は、問題行動が起きたり、しつけが入りにくいともいわれています。
陳列型のペットショップでは、犬の精神的成長と社会化の学習に一番大切な時期に親犬や兄弟犬と離しており、ショーケースの中で過ごさせています。このことが、扱いにくい、しつけにくいなどの犬の問題行動の要因になっていることもあります。

しかし、社会化期を十分に過ごせたとしても、しつけは大切です。また、一般的に賢いといわれている犬でも、しつけをしなくて良いということはありません。
新しい家族とあなたが長く幸せに過ごせるよう、根気よくトレーニングをしましょう。

十分に社会化を身につけ、心身共に健康な子犬を
新しい家族に迎えていただくために

Maururuは 生後60日頃までブリーダーさんに育てていただくことに
こだわります

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